【レースを終えて】名古屋ウィメンズマラソンで大覚醒!

練習の成果が発揮され、目標の結果が出せた時ほど嬉しいことはありません。

達成できた裏には、何があったのか。

勉強になることも多いと思いますので、
チーム内で特筆すべき結果を残した方には、感想を聞いてみたいと思います。

第4弾は、名古屋ウィメンズマラソンで驚きの結果を出したMRさんです。

MRさん成長の記録

走り始めたのはダイエット目的でした。

2014年8月 ランニングを始める
2015年8月 5000m 34分38秒
2015年11月 横須賀シーサイド10km 1時間11分
2016年1月 5000m 30分24秒
2016年3月 渋谷表参道ウィメンズ10km 1時間07分
2016年4月 東日本国際親善ハーフ 2時間22分
2016年8月 5000m 29分36秒
2016年12月 湘南国際マラソン 5時間5分
2017年1月 5000m 27分43秒
2017年3月 三浦国際市民ハーフ2時間20分
2017年4月 かすみがうらマラソン 5時間28分
2017年12月 湘南国際マラソン 4時間51分
2017年は月2回程度の練習会参加
2018年1月 新宿シティハーフ 2時間12分
2018年3月 古河はなももマラソン 5時間27分
2018年8月 Rumilito5000m記録会 26分23秒
2018年10月 横浜マラソン 4時間33分
2018年12月 湘南国際マラソン 4時間11分
2018年は週1回程度の練習会参加
2019年1月 新宿シティハーフ 2時間03分
2019年3月 古河はなももマラソン 4時間40分
2019年6月 Rumilito5000m記録会 24分25秒
2019年10月 横浜マラソン 4時間27分
2019年12月 湘南国際マラソン 4時間4分
2019年は週1.5回程度の練習会参加
2020年1月 Rumilito5000m記録会 22分46秒
2020年1月 新宿シティハーフ 1時間45分
2020年3月 UP RUN 新横浜マラソン 3時間50分
2020年10月 あらかわトライアルマラソン 3時間49分
2020年は週2回程度の練習会参加
2021年1月 Rumilito5000m記録会 22分38秒
2021年2月 Rumilitoハーフ記録会 1時間40分
2021年3月 名古屋ウィメンズマラソン 3時間33分

覚醒までの軌跡(本人談)

中高時代は文化部と新体操部に所属。陸上経験は皆無。走ることは大嫌いでした。

ダイエット目的で走り始めましたが、始めは400mを続けて走れませんでした。
その後も疲れる前に歩き出す メンバーの中で1番ゆっくりな人でした。

コーチ

Rumilito 歴代の中でも、未だに、初参加で400m走れなかった人は彼女だけ。
もちろん速くなりたいわけでもないので、そこまで頑張らずに。

数年このMRさんが、チームで1番ゆっくりな人のポジションでした。

半年くらい経って、周りがレースに参加しているのを見て、少しずつ 短い距離からレースに参加するようになりました。5000mは頑張って走りましたが、ほぼ1km7分ペース。

コツコツ距離を伸ばしていき、初めてのフルマラソンは走り始めてから2年以上経過してから。
そこから毎年フルマラソンに参加するようになりました。

練習会は2回目のフルマラソンまでは月2回くらいの参加。
2018年から週1回のペースで参加するようになりました。

ただ、私は早く走るために走っているのではなく、走るとストレス解消になるし、健康的になれるから。これは今も変わっていません。
体重も落ちてきたし、ゆっくりではありますが上達してきたため、だんだん練習会に行くのが楽しみになっていきました。

コーチ

他人と比較はせず、常にマイペースなMRさん。1番ゆっくりでも決して悲観的にはならず、毎回の練習会を楽しく参加していました。

ゆっくり長く走れるようになると、街中でお店などに寄りながら走れたりと楽しみも広がり、練習会への参加頻度も上がっていきました。

2018年は初めて地元の横浜マラソンを走り、大幅にベストを更新。初めてフルマラソンでうまく走れました。その後の湘南国際マラソンでは出来過ぎの4時間11分。初めを考えると、すごく上達したなあ〜と感じていました。
もちろんこの時は、この2年後にさらに40分近くタイムを縮めるとは思ってもいなかったです。

コーチ

このあたりから、MRさんの意識が変わり始めました。他のメンバーもそうですが、もう少し頑張ったらいけるかも?という実力になると、一気に変わりますね。

2019年はサブ4を狙いに行きましたが、失敗。
練習では自分よりゆっくりなメンバーがサブ4を達成したので、少しショックでした。

2020年はコロナ渦で仕事がリモートになったので、通勤時間をランニングに充てられるようになりました。夜は家族との時間があるので、走るのは朝。
寒い日は特に、真っ暗な時間に走り出すのは結構勇気がいりましたが、何だろう、何かが私を動かしていたので布団から出て、着替えて走りに行っていました。
練習会も、週末ほぼ毎週出るようになり、週2回が定着しました。

そして迎えた2021年。
まずは記録会で、7年連続の5kmとハーフの自己ベストを出しました。

コーチ

もちろんこんな人はこのMRさんのみ。

マジ凄いですが、こちらが定時するまで本人は認識なく。笑

久々の公式レース 名古屋ウィメンズ。3時間40分切れたら良いな〜というイメージで臨みましたが、今までにないレース運びで、3時間33分という記録で走ることができました。

名古屋ウィメンズマラソンでの走り(本人談)

Cブロックからスタート。この日は強風で、ビルの合間での向かい風がキツく。何度も飛ばされそうになりながらも前進していきました。

目標ペースは5:04/kmでしたが、少し早いペース。並んでいないトイレを見たら行きたくなってしまい、1分ロス。その後も5:00/kmくらいのペースで10kmまでいきました。ペースを落とそうと思っても落とせない…
しかし事前に、少し速いペースでハーフまで走った場合のイメージをコーチから貰っていたので、ひとまずハーフまでこのままいくことに。いってみてキツかったら落とせばいいか。

コーチ

レースでは何が起こるか分かりません。しかしフルマラソンでは、少し失敗してももち直すことが可能。

できるだけ色んなパターンの想定をしておけば、本番で慌てず走りに集中することができます。

ハーフ過ぎて、数秒ペースは落ちましたが、落ち着いて。景色を見る余裕はありました。給水や給食もしっかり摂り、後半のアップダウンへ。少し日差しも強くなってきました。

もともと私は登り坂がすごく苦手でしたが、自宅周りはほぼ坂しかなく、家の周りを走る機会が増えたことで坂耐性もつき、気づけばむしろ楽しく感じるように。
34km地点の登り坂も、リズムよく足を動かすことに集中することで、今まで身体が動いたことのないこの辺りでも余力を残して走れました!

最後はさすがに疲れてきましたが、あと5km、3km と、インターバル数本だ!と思って振り絞る。

コーチ

苦手だったものを、楽しく感じれるようにするって本当に凄いことです。

1番キツいところで、やってきたことを思い出す。レース本番理想メンタルですね!


自分でもビックリの3時間33分!ラップも驚くほど安定しており、こんなにうまく走れたレースは今までにないので、大事な宝物になりました。

来シーズンでは、サブ3.5を切るのがまず目標。そこから、どこまで速くなれるんだろう。
400mも走れなかった私が、ゼロからのスタートで6年でここまで到達。あと4年くらいやれば、3時間10分以内まで行けるのかな?

人間の身体は不思議なもので、苦手なものでもトレーニングすれば、変わるものなんですね。
私が走っている理由は、レースを早く走る為ではなく、走るとストレス解消になるし、健康的になれるから。ランニングは外を走るので、季節の移り替わりや、自然の中に自分が溶け込めるのも好きな理由です。

これからも仲間やコーチと、楽しく、時にはきつくて泣きそうになりながらも練習に取り組み、自分ではゆるゆると自然の中を走っていこうと思います。

コーチ

とにかくガチランナーとは無縁(今もその気はない)、センスも周りに比べて無かったと思います。今でも1週間走らないと一気にマラソンペースで5kmも走れなくなります(笑)。

そんな人が入れるチームってウチくらいかな。

とにかく最初と、一気に伸びるわけではなく毎年コツコツ上達していっている過程を見てきているので、今回紹介せずにはいられないのです(笑)。

↑ この変化!!

というわけで第4弾は、ラミ最下位スタートから毎年上達し続けるMRさんでした!